今回は、 CR1ビザタイムライン の中での第2フレーズ 「NVCで何が必要になるのか」をまとめていきます。
USCISを通過すると嬉しくて、渡米が近づいた実感も湧きますし、待ち遠しくてソワソワしますよね。
NVCの時期が私的には一番忙しかったので、いつ何が必要だったかなどのスケジュール感を共有しようと思いました。ぜひどなたかのお役に立てれば嬉しいです。
ちなみに私なりのプロセス(下の画像)に沿って説明していきます!
おさらい 私の CR1ビザタイムライン NVC編
まずは、おさらいから。
私の CR1ビザタイムライン の本記事で関係してくるNVCパートを抜粋しました。
NVC | 2022.1.13 |
NVCからe-mailで「Notice of Immigrant Visa Case Creation」という通知がくる(いわゆるNOA2) 夫の元にはForm I-797という書類が届く(日にち不明) |
2022.1.19 | 神奈川県警に犯罪経歴証明書の申請をしに行く | |
2022.1.23 | DS-260の提出完了(US時間1/22)の通知メールが届く | |
2022.1.25 | 神奈川県警にて犯罪経歴証明書を取得 | |
2022.1.26 | 電話で聖母病院にてビザ健診の予約取得 | |
2022.1.31 | NVCからe-mailで、「Notice regarding your Immigrant Visa Case」という連絡がくる | |
同日夜 | Expedited requestをNVCに申請 | |
2022.2.1 | NVCからExpedited requestの申請受領したという連絡が届く | |
2022.2.2 | NVCからe-mailで、Expedited requestが承認される | |
2022.2.8 | 聖母病院でビザ健診 |
CR1ビザタイムライン として全体の詳しいタイムラインは、こちらの投稿でご確認ください。
STEP① CR1ビザタイムライン NVCからメールが来る
USCISがApproveされると、トラッカーアプリ(詳しくはVol.2参照)で知らせがきます。
その後正式にI-797と書かれたレターと、NVCからメールが届くので、そこからようやく次のステップです。
ここで届くレターがいわゆるNOA2ですね😊
内容としては、 「USCISから正式にNVCにあなたの書類が移管されたことをお知らせします」といったもの。
I-797は、通過したことの通知書で、今後のNVCには特に出番はないのですが、
日本人側(ビザ申請者)に届くこのメールはかなり重要!
なので、保存しておくことをおすすめします。
なぜなら、このメールの途中に書いてある 『NVC Case Number』が犯罪経歴証明や、健康診断の予約をとるのに必ず必要になってくるためなのです。
NVC CaseNumberが届いたらCEACにログイン
では次に何をするかというと、基本的にはメールにすることが指示されているので特に難しくはありません。
まずはCEACと呼ばれるサイトにログインをする必要があるのですが、そこで早速NVC Case NumberとインボイスIDを入力する必要があります。
これがサイトのはじめのページ。
ログインしていくと、DS-260の入力画面につながっていきます。
そして、以下の画像がアメリカ政府公式が提示しているプロセスですが、
Step2~9までがNVCフレーズに該当していて、CEAC上で全てオンライン提出&支払いをしていく仕組みになっています。
なお、冒頭でも述べていますが、Step1はUSCIS、Step2~9までがNVC、今回の私のブログでは健康診断に該当するStep10までをざっくり説明していきますね。
ちなみにこのサイトが結構な頻度で自動でログアウトされるので、PCのメモ機能でNVC Case NumberとインボイスIDの2つをコピペできるようにしておくと便利でした!
STEP②犯罪経歴証明書について
前回のVol.4の繰り返しにもなりますが、NVCはビザを発給するために必要な書類や費用関係を取りまとめている機関です。
NVCで提出するのは、あくまでも「DS-260」なのですが、
その提出に必要な添付書類のひとつが、犯罪経歴証明書(Police Certificate)。
◆申請から取得まで約1週間かかる
◆パスポート持参
◆Case Numberが書かれたメールのコピー提出
ネットで調べる限り、大使館の面接時に持参だけでいい言っている方も見かけましたが、
私たちは委託している弁護士から 「犯罪経歴証明書を取得した証拠として封筒の写真を提出しないといけない」と言われていたので、早々にこの手続きに取り掛かりました。
注意その1 なるはやで申請すべき
Case Numberさえ手に入れば警察署に行って申請ができるよ!
申請から取得までに、管轄にもよりますが 1週間は最低でもかかります。
なので、Case Numberを取得したら、なるはやで警察署に申請しに行くことをおすすめします!
面接で必要であればまだいらないよね〜と、後回しにする方もいるとは思いますが、
もしNVCから添付書類不足していると言われてしまったら、時間がもったいない!
なので私は、弁護士を信じて最短で用意に取り掛かりました。
私たちの場合は、すでにアメリカにいた夫がDS-260の入力を開始してくれたので、私は警察署にいくことを優先することができました。
その分、パートナーが入力しやすいように、事前に必要な情報はデータに入力しておくといいですよ♪
↑これについては前回の投稿を参考にしてみてください。
補足 神奈川県警に行ってきた
ちなみに、私は横浜市に住んでいたので、みなとみらいにある神奈川県警で申請・取得をしました。
敷地に入ると、御用はなんですか?と尋ねられるので、「ビザのための渡航証明を申請に来ました」と申し出れば入館できます。
また、実際にかかった日数としては、1月19日に申請し、1月25日に受領可能と言われたので、ちょうど1週間後には受領可能でした。
祝日をはさむと少し長引くかと思います。
注意その2 必要な提出物
https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesc5004.htm#syorui
- パスポート(有効期限内のもの、氏名等記載内容に変更のある場合は変更済みのもの)
- 氏名、住所を確認できるもの1点(住民票、運転免許証、マイナンバーカード)
- 証明書発給の必要性が確認できる書類等
ここで注意なのが、パスポート!
結婚して氏名を変更している方は、変更済みのものを提出しないとなりません。
また、住民票がない場合は運転免許証やマイナンバーカードでもOKですが、その場合は住所と同じ表記のものでないとNGなのでそこも注意。
そして最後に、この証明書がなぜ必要か、という証拠を警察に渡さないといけないのですが、NVCから届いているメール(Case Number入りのもの)を印刷した紙を持参で大丈夫です。
注意その3 絶対開封しちゃダメ
警察官からも言われますが、犯罪経歴証明書は、受領後、 絶対に開封してはいけないので気をつけましょう!
大使館の面接時に持参し、書類確認時にその担当者が初めてハサミを入れて開封します。
DS-260の添付書類では、封筒の両面の写真を撮って提出で大丈夫です。
取得しているよ、開封していないよ、という証拠となるので、取得自体も難しいことではないし、絶対に添付した方がいいと個人的に強くおすすめします。
STEP③ ビザ健診診断
さて、次にやってくるのがビザ健診・渡航健診といわれる健康診断、いつ受けるの?問題。
予約してからいけばいいんでしょ?
希望の日に予約が取れるかわからない&面接日までに結果を受領していないと面接してもらえないので、意外と大変だったよ!
仕事を休まないといけない・指定病院が遠い、などいろいろなネガティブ要素が重なり、個人的にはこのビザ健診が最もスケジュール調整しにくい面倒なものでした。
指定病院について
どこでもビザ健診を受けられればいいのですが・・・ちゃっかりアメリカ大使館が指定しています。
関東は、「聖母病院」と「東京メディカル・エンド・サージカル・クリニック」の2ヶ所
関西は、「あだちまさときクリニック関西神戸(and Dr 竹村しづき)」
沖縄は、「沖縄アドベンチスト・メディカル・センター」
私は関東組なので、当時聖母病院か東京メディカルかで悩みましたが、結果として聖母病院に行きました。
概要比較をつくったので今後のみなさんの参考になればと嬉しいです😊
聖母病院 | 東京メディカル | |
受診可能日 | (火)8:00~9:00AM (金)12:30PM |
平日10:00~17:00 |
予約TEL |
03-3951-1111(代表) ※電話受付:平日9時~16時 土曜9時~11:30 |
03-3432-5181 |
費用 (予防接種除く) |
¥31,830 (14歳以下は¥15,400) |
¥31,900 (14歳以下は¥15,400) |
場所 |
東京都新宿区中落合2-5-1 最寄駅:下落合など |
東京都港区芝公園 3-4-30 32芝公園ビル 2F 最寄駅:御成門など |
なぜ、聖母病院にしたかというと、
個人的には、断然、東京メディカルの方がメトロで行けるので、近くて行きやすかったのですが、
当時いろいろな方のブログやTwitterなどを拝見し、対応がいいのは聖母病院という声を多く見かけたためです。
どんなに交通の便が良くても、人がよく親切なところに行きたかっただけというチキンさ・・笑
実際に、聖母病院は、電話の方も窓口の方も、誰もが親切でとてもいいところでしたよ♪
詳しい地図などは各病院HPからご確認ください。リンク貼っておきます。
ただ、聖母病院にもデメリットがあり、東京メディカルがいい場合もあるので、気になる方は引き続きお読みください。
予約の取り方とタイミング
続いて、予約を取るタイミングですが、これもできるだけ早く!
といいつつ、 DS-260の提出後にならないと予約を取ることができません。
提出したらできるだけ早めに、電話して予約をとってしまいましょう!
なぜかというと、希望の日に予約をとれるとは限らないので、このパートでかなりタイムロスが発生しやすいんです。
そこで、聖母病院か東京メディカルかどちらがご自身の状況にマッチしているのか考えることになっていきます。
注意その1 結果が出るまでの日数
健康診断を受けてから、結果が出るまで10日くらいかかると言われています。
結果が大使館の面接に間に合っていないといけないので、受診可能な日取りの中でもできるだけ早い日程で受けることをおすすめします。
✔️聖母病院のデメリット
ビザ検診実施日時がとても限られている
✔️東京メディカルのメリット
上記に載せた病院比較でも分かる通り、平日5日間対応しているので日程にゆとりがもてる
と言いつつ、お仕事もあったりするとなかなか難しい話ですよね・・。
以下、私の実体験です。
1月26日に電話して受診したい旨を伝えたときに、
最短で2月8日の朝8時、この時点で、電話した日から2週間先しか空いていませんでした。
その翌週は出張が重なり、会社を休むことができない状況だったので、
2月8日を逃すと、次に可能な受診日は2月22日だったんですね。
朝8時の健診だと私の家からは始発出発だったので、嫌だな〜と一瞬悩んだのですが、
さすがに1月26日に電話して、2月22日に受診は先すぎる!と思い2月8日に予約を取りました。
すると、ある日、なんと大使館の面接日がメールで2月22日と指定されてきたので、結果オーライ。
もし健診を後伸ばしにしていたら、面接もリスケとなり、渡航の時期もずれ・・と危ないところでした^^;
なので、私の実体験として、スケジュールがタイトな方は両方のクリニックに電話をして予約が取りやすい方を選ぶのもいいかと思います。
東京メディカルの方が平日5日間受診日となっているので、おそらくスケジュール調整しやすいかと思います。
検査項目
このビザ健診は、ビザを取得するためのものなので、アメリカが求めている項目の健康チェックを行います。
当日の流れはこのような感じです。
①受付、顔写真撮影、待機
②身長、体重、血圧、視力、採血、採尿、レントゲン
③問診、予防接種
④会計、予防接種後の経過観察待機30分
かなり待機時間もあったので3時間弱くらいかかったので、時間にゆとりを持っておくことをおすすめします。
病院で順序が書かれた紙をもらい、それに沿って進めていくだけなので難しいことは特にありませんでした。
注意その② 母子手帳の準備を!
受付時に、自身についてやアメリカの住所などを記入する必要があります。
ここで母子手帳の出番!予防接種履歴があるかないかが超大事!
年齢により必要な予防接種の内容は異なるので、病院のHPを参考に該当するものを見ていただくといいのですが、
母子手帳に、自分が子供の頃にどの予防接種を受けたかの履歴があるので、
受けなくてはいけない予防接種・受けなくていい予防接種を判断してもらうことができます。
検診までに時間があり余裕がある場合は、母子手帳を探しておくといいですよ♪
ちなみに、受けた記録がない場合は、抗体検査を受けて判断してもらうか、必要とされる予防接種をすべて受けるかという2択になり、
基本料金の3万にプラスで必要だった予防接種代がかかります。
費用の問題だけでなく、一度に何本もの注射を打つのも避けたいですよね・・・。
私は、母子手帳があったので、DTという予防接種を一つ受けるだけで済み、
最終的にかかった費用は、税込で33,360円(クレジットカードOKでした)となりました。
補足 米軍の家族の方
米軍の家族の方は、基地内で必要な予防接種を受けられるので、事前に済ませて、接種証明書をもらうことで、ビザ健診時に予防接種不要になり、コストを抑えることができます。
私は基地まで行く時間がなかったので、2000円だけならいいやと思い、通常通り聖母病院でDTを受けました。
Immunizationが予防接種する場所
Vaccine Administration Recordがワクチン接種記録の証明書
です:)
ビザ健康診断 持ち物まとめ
最後に、ざっくりと、予約する時に言われた持ち物などのまとめです。
まとめ
さて、長くなってしまいましたが、犯罪経歴証明書とビザ健診のタイミングは伝わったでしょうか?
かなりドタバタする期間なので、このブログを読んでくださった方が少しでもスムーズに作業できるようになることを望みます☺️
そして、はじめに載せたプロセスのSTEP3と4はほぼ同時ですが、
『ビザの健康診断はDS-260の提出後でも、予約は先』なのがポイントです:)
次回はアメリカ大使館での面接にフォーカスしていこうと思います。
国際カップルの方、引き続き一緒にがんばりましょう♪