今回は、 CR1ビザタイムライン の中でも、最も期間の長いNOA2を待つUSCISの間に、NVCの準備として何ができるか をまとめていきます。
NOA1・NOA2とは?という疑問については、前回の投稿(vol.3)で説明してるので参考にしてみてください。
私のタイムラインは、こちらの投稿(vol.2)でまとめています。
CR1ビザタイムライン NVCとは?
K1ビザでもCR1ビザでも同じで、ビザの申請において、USCISを通過した後はNVCという機関に提出した申請内容が全て移管 されます。
そもそもUSCISとNVCの違いってなに?
USCISは移民局のこと、この人は移民として受け入れて大丈夫かな?とチェックする機関。
NVCはビザセンターのこと、ビザを発給するための手続きをする機関だよ!
なので、USCISで申請が通過した!
ということは「移民として受け入れられると判断された」ということになります。
「この人は大丈夫ですよ〜」とUSCISがNVCへ、申請者のデータを移管してくれるので、特に自分達で何かする必要はありません。
NVCで確認されること・すること
上記の通り、NVCは『ビザを発給するための手続きをする機関』なので、そのために必要な書類や費用関係を取りまとめる作業があります。
ビザの発給はアメリカ大使館が行うので、NVCはその事前準備をする機関ということだね!
そこで、必要な書類というのが『DS-260』と呼ばれるオンラインで提出するForm。
このようにオンライン上の書面となっています。
DS-260提出の下準備をしておこう
さて、このDS-260。
USCIS同様やや面倒なので、NOA2までの待機機関、NVCの下準備をしておくことを強くおすすめします。
ぜひ下記のリストを参考にしてみてください。
事前に準備できるDS-260の項目リスト
Personal, Address, and Phone Info | 16歳以降の住所歴・SNSなど |
Family Info | 両親・配偶者の情報 |
Previous U.S. Travel Info | 直近5回分のアメリカ渡航歴 |
Work / Education / Training Info | 過去10年間の職歴・学歴 |
これらを入力していくのですが、都度保存はできるものの、かなり手間なので、
エクセルなど、コピペできるデータに事前にまとめておくと、スムーズにミスなくできるのでおすすめです。
続いて、各項目ごとの詳しく対策へ。
また、領事館のサイトにあるサンプルもリンク貼っておきます。
16歳以上の住所歴
Present Address 現在の住所から始まり、引越し歴がある場合はPrevious Address1/2/3・・と続きます。
この順で項目があるので、英語で下書きしておこう!
Present Address | 1-2-3,〇〇,△△ ward |
City | 〇〇 City |
State/Province | Tokyo |
Postal Zone/ZIP code | 123-4567 |
Country/Region | JAPAN |
From Date | JUNE 2021 |
この次に、引越し歴がありますか?の問いがあるので、YES/NOで答えます。
YESの場合は、各住所にどれくらい住んでいたのか期間を入力する必要があるので、事前に家族に確認したりしてメモしておきましょう。
提出するSNS情報について
過去5年間に使用していた・しているSNSのアカウント情報を提示する必要があります。
ちなみにESTAで渡航するときにも必要ですね。
2022年の時点で提示対象となっている日本人に馴染みのあるSNSはこれらです。
Google+ | ||||
Youtube | Vine | Flickr | Myspace | Tumblr |
他にも詳しくは、ESTA申請のHPに詳しく載っているので、気になる方は参照ください。
Social Media Provider/Platoform のプルダウンから対象のSNSを選択して、
Social Media Identifier の箇所にアカウント名を記入する流れです。
アメリカの住所が必要
そしてこのブロック最後に、グリーンカードの送付先としてアメリカの住所が必要となります。
住所・電話番号を記入する欄があるので、パートナーが住んでいる家や実家など、アメリカの住所を用意しておきましょう。
私たちの場合は、アメリカで住む家が変わりそうだったので、定かである夫の実家の住所を記入しました。
※補足※
アメリカにビザを持って入国する際に、グリーンカードの送付先の確認があります。
その時点で私たちは家が新しく決まっていたので、送付先を変更したい旨を入国審査官に伝えて変更できました!
家族情報について
USCISに提出する書類I-130の時点で、家族情報はあらかたまとまっていると思いますが、DS-260でも必要になるので、データを再度まとめておくと入力が楽になりますよ。
『両親の氏名(旧姓)、生年月日、出生地、現住所』を英語で入力となります。
戸籍謄本を元にできるので、手元に用意しておくことをおすすめします。
そして、配偶者(アメリカ人)の情報も入力が必要。
配偶者に関しては、 『フルネーム、生年月日、出生地、現住所、職種、結婚した日(入籍日)、結婚したCity・State・Country、離婚歴』が問われます。
アメリカ渡航歴・訪問国の入力
このようにプルダウンで渡航期間・日数を記入する必要があるので、パスポートの内容とすり合わせておくようにしましょう。
職歴・学歴などについて
DS-260では、現在の勤務先(学生の場合は学校名)の社名・住所について情報を入力だけとなります。
また、ここで、アメリカ以外にも過去5年に訪れたことのある国がある場合は、その国名を答える必要もあるので、メモしておくことをおすすめします。
DS-260提出内容の訂正について
なぜここで下準備についてまとめたかというと、「提出した内容は取り消せない」ためです。
なので用心深く、しっかり事前に情報を整理しておくことが重要!
ただ、 万が一間違って提出してしまった情報があった場合は、大使館での面接時の受付の際に、報告・修正依頼することができます。
オンライン上では修正不可能なのでご注意ください。
私はいくつか訂正箇所があったので、画面印刷して赤字で修正内容を書き、手渡しして理由を述べて対応してもらいました。
次回Vol.5 NVC詳細編
今回はNOA2を待つ間にできる下準備について詳しくまとめてみましたがいかがでしたか?
次回は、NVCの詳細・流れについてまとめる予定です。
どのようなメールが届いて、いつ健康診断?いつ犯罪経歴書?などの定番の疑問についてまとめていくので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
Sayaさん。初めまして。
日本在住のReederと申します。
ブログの内容がとても役に立ちました。よろしければ、sayaさん達が依頼した国際弁護士事務所を知りたいです。今私達もCR1ビザを申請しようとしていますが、弁護士費用にあまり納得がいかず、エージェンシーや日本の弁護士などを探しました。しかし彼との意見が合わず、納得がいかない費用を支払おうとしています。参考までに、教えて頂けると嬉しいです。